ユーモア村のジョーク物語:第3話「レシピ」

2016/11/04

*****

カルキンがクラスメイト数人と話し合い、明日はゴンザの家に行って遊ぶことを決めた。

ゴンザにそのことを伝えると、ゴンザは少し慌てたようにOKを出した。

というのもこのゴンザ、とにかく手クセが悪い…

それにゴンザだけでなく、ゴンザの父母も手クセが悪いので、ユーモア村ではドロボー一家として有名だ。

前に、抜き打ちでゴンザの家に押し掛けると、まぁあるわあるわ盗んできた物が…

っとまぁ今回、ゴンザの家に遊びに行くのは、そんなチェックの意味もあるのだ。

-そして当日-

学校の終業ベルが鳴ったとたん、ゴンザが、

「先に帰って用意しておくよ」

と言って、そそくさと家に帰って行った。

みんなは、

(盗んできた物を隠すんだろうな…)

とは思いつつ、前の抜き打ちで大騒動になりすぎた経験があったので、大目に見るような感じで見送り、ゴンザの家へと向かった。

ゴンザの家に着くと、ゴンザの両親は出かけているようで、ゴンザと弟のホークスが出迎えてくれた。

(不思議なことにゴンザの家族の中で、弟のホークスだけはクソ真面目で正直者だった。ホークスの話は、いずれまた)

家にあがると、キレイに片付いている。

キレイといっても慌てて片付けた感があるので、雑誌なんかが無造作に積まれている。

みんながテーブルにつくと、ホークスがジュースを持ってきてくれた。

(ホントに良くできた弟だよな…まぁ今回は楽しく遊ぼう)

と、みんなは思い直し、談笑しながらカードゲームなどを楽しんだ。

ゴンザも、みんなの様子を見てホッとしたのだろう。学校で遊んでいるときのように楽しんでいた。

そんな中、カルキンはカードゲームで一番最初に負けたので、手持無沙汰にテーブルの下を覗いてみると、積まれた雑誌の上に料理のレシピなるものを見つけた。

そのノートの表紙には【我が家の超美食レシピ】と書いてある。おそらくゴンザの母親が書いたのだろう。

カルキンは興味をそそられ、ワクワクしてきた。

(超美食レシピだって!?どんなことが書いてあるんだろう。手クセが悪くても、ゴンザのお母さんって結構マメなんだな)

そう思いながらカルキンは、みんなにバレないようにテーブルの下でそのレシピを手に取ると、そっとページをめくってみた。

最初のページには【絶品オムレツ2人前の作り方】と書いてある。

オムレツはカルキンの大好物だったので、食い入るように読んでみた。

しかし、絶品オムレツの作り方の手順を読むと、一気に冷めてしまうことになってしまった。

そのレシピに書かれていたのは、こうだった。

【絶品オムレツ2人前の作り方】

-手順①-

まず最初に、卵を3つ盗んでくる。


 

本垢Twitter 【 相互もへじ? @midorihudousan】
サブ垢Twitter 【ワラエバ @waraeba_t】
に連動中!




-【 ワラエバ 】全ての投稿, ジョーク物語:第01話~第10話, 《連載》ジョーク物語

不動たかしの紹介

1
不動たかし自己紹介

はじめまして不動たかしです。 私の生まれは九州。育ちも九州。 家系を遡っても、九 ...

2
自書の紹介

さて、不動たかしの自己紹介に続き、私の自書である「イノチノツカイカタ」の紹介です ...