ユーモア村のジョーク物語:第11話「不思議な切手」

2016/11/04

クラリスが郵便局の前を通ると、ドクトル博士とハンドル助手が、郵便局の受付嬢と何やら話しているのが目に入った。

「この封筒を特許庁に送って欲しいのじゃが」

「はい、かしこまりました博士。また新しい発明でもされたのですか? 随分と分厚い封筒ですね」

「ふむ、ちょいとな! ムオッホッホッ」

「それはそれは! それでは少しお待ちくださいませ」

「ふむ!」

さぞかし自信があるのだろう。ドクトル博士は胸を張り、受付嬢の処理を待った。

「こんにちはドクトル博士、ハンドルさん」

「おお、ロジャスさんとこのクラリスか、久しぶりじゃのぉ」

「また発明?」

「そうじゃよクラリス、今は話せないけどな」

「ふ~ん」

ヒマだったクラリスは博士と助手に声を掛け、話していると受付嬢が戻ってきた。

「えっと博士、この封筒は少し重いので、もう一枚500パロディー切手を貼ってくださいますか?」

「なんじゃとな???」

「えっと、ですから博士…この封筒は重いので、もう一枚500パロディー切手を貼ってください…」

「封筒が重いから、もう一枚切手を貼れじゃとな???」

「は、はい…」

「お、おお~ッ! 何ということじゃ!!」

博士は大袈裟すぎるほどの反応を見せたので、受付嬢、ハンドル助手、クラリスの3人は、顔を見合わせ目を丸くした。

「聞いたかハンドル君!」

「は、はい? 何がでしょうか…」

「これは、世紀の大発見じゃ!! なぜ今までこんなスゴイことに人類は気づかなかったのじゃろう!」

「じ、人類! ど、どんな大発見なのでしょうか博士?」

「いいか、よく聞いておくのじゃぞ!」

「はいッ!」

人類まで持ち出してきた大興奮の博士は、ハンドル助手とクラリスを見ながら、こう言った。

「重い封筒は、切手を貼ると・・・軽くなるのじゃ!」


 

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