《連載》ジョーク物語

ユーモア村のジョーク物語:第19話「脳みそ売ります」

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クスッと笑えば人生がまわり出す!

ユーモア村のジョーク物語へようこそ🎵

キャラクターの設定等がありますので、初めての方は第1話「上下関係」からどうぞ♪


ジョーク第19話「脳みそ売ります」

パロディー国の国教はパロパロ教であり、その神様はパロ神様である。

そして今日は60年に1度だけ執り行われる「パロ神様の復活」の日で、パロ神様が願い事を一つだけ叶えてくれるのだ。

そんな復活祭での出来事。

*****

カルキン:ねぇホメット仙人さま

ホメット仙人:なんじゃなカルキン

カルキン:60年前の復活祭のときは、パロ神様にどんなことしてもらったの?

ホメット仙人:この前の復活祭のときは、雨が降らない日が続いて作物がダメになりそうじゃったので、パロ神様に頼んで雨を降らせてもろうたのぉ

カルキン:へぇ~、すごいんだねパロ神様って。それで今日の復活祭ではパロ神様に何をお願いするの?

ホメット仙人:国王と相談して決めたのじゃが、「100年後の未来へタイムスリップして世界を見て回る旅」をお願いしようと思っておる。

カルキン:え!!そんなこと出来るの?

ホメット仙人:ワシのじいさんのときは、過去にタイムスリップしたそうじゃよ。

カルキン:へぇ~、楽しそうだね。

*****

ってなことでパロ神様が登場し、杖を一振りすると、パロディー国の全員が100年後の未来へと旅立って行った。


。。。100年後の未来。。。

車が自動運転になっていること以外、特に変わった様子もない・・・

なんだかつまらない雰囲気のなか、カルキンとクラスメイト一同が繫華街を歩いていると、

【脳みそ売ります】

という看板の文字がカルキンの目に飛び込んできた。

気になったカルキンが早速その店へと入って行くと、ショーケースにズラリと並んだ脳みそが見えたので、クラスメイトを手招きした。

「おお~ッ!スゲェ~!」

みんな感心して脳みそを見ていた。

また、各脳みそには名前と値段が書かれていたので、カルキンが店員に理由を聞いてみた。

どうやらこの店は、脳みそを販売していて、お金さえ払えば自分の好きな脳みそに入れ替えてくれるというのだ。

それを聞いたカルキン一同は、食い入るように脳みそを見て回った。

  • 120歳まで健康に生きた人=20万パロディ
  • 大学の物理の先生=100万パロディ
  • エジソン=1億パロディ
  • モーツァルト=2億パロディ
  • ピカソ=1億パロディ
    (1パロディ=1円)

と、無名な人から有名人まで並んでいた。

そして店の奥に進むと、ひときわ大きなショーケースに入った脳みそがあった。

その脳みそには、

  • ロジャス家のカルキン=100億パロディ

と書かれているではないか!

カルキンは目を疑った、いや、そこにいた全員が疑った・・・

しかし詳細欄を見ても、住所や生年月日まで一致しているので、間違いなく今ここにいるカルキンだ。

(ボ、ボクが100億・・・って)

そう思いながら皆を見渡すと、ソフィアが麗しい眼差しでカルキンを見つめていた。

(よ、よしッ!。ドライブデートのときの汚名返上だ!)

気合を入れたカルキンは、過去から来たことがバレないように店員に質問をした。

カルキン:店員さんチョットいいですか?

店員:少々お待ちくださいませ。

そういうと、店員がニタニタしながらやって来た。

カルキン:このカルキンって人は何か発明でもしたのですか?

店員:いえ、発明はしておりません。

カルキン:では、芸術家や音楽家ですか?

店員:いえ、違います。

カルキン:では、スポーツか何かですか?

店員:いえ、スポーツでもありません。

カルキン:そうですか・・・しかし100億パロディもするのですから、さぞかし有名な方なのでしょう?

店員:いえ、まったく有名ではありませんでしたよ。

カルキン:では、なぜ100億パロディもするのですか?

するとその店員は、もみ手をしながらこう言った。

「はい、ほとんど使われておりませんでしたので…」


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