ユーモア村のジョーク物語:第14話「本当の恐怖」

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クスッと笑えば人生がまわり出す!

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キャラクターの設定等がありますので、初めての方は第1話「上下関係」からどうぞ♪


ジョーク第14話「本当の恐怖」

今日、ロジャス家は、ブラック村にあるダーク遊園地で楽しく遊んでいた。

(このダーク遊園地は、古くからある森林遊園地で、パロディー国のレジャーの名所でもある)

―そんなダーク遊園地でのひとコマ―

ロジャスが、ニヤニヤと子ども達を見渡しながら、

「恐怖の吊り橋渡り…やってみるか?」

と言うと、子ども達はピクッと反応し、顔をこわばらせた。

恐怖の吊り橋渡しとは、ダーク遊園地の中で、一番の恐怖が味わえるアトラクションのことだ。

断崖絶壁の深い谷に、細いロープと薄っぺらい踏板だけで作られた、全長50mくらいの吊り橋で、風が少し吹くだけでグラグラと大きく揺れる。

昔から、男の子たちの間では、度胸試しによく使われるのだが、半数は断念するほどの恐怖アトラクションである。

「どうしたカルキン、顔が引きつってるぞ。怖いのか?」

「そ、そんなことないやい!」

そうやって父と子で言い合っていると、ルミエルが皮肉たっぷりに話しかけてきた。

「エラそうに言ってるけど、あなただってティーンの頃は渡れなかったでしょ?」(※ティーン:13~19才)

「何言ってんだ、チャンと渡ったよ!」

「あらそう、だったら今からカルキンと一緒に渡ってきたら?」

「あ、ああ、いいとも、もちろんだ」

っとまぁ、そんなこんなで、父ロジャスと長男カルキンで、恐怖の吊り橋渡しをやることになってしまった。

*****

「いらっしゃいませ。お2人様ですか?」

「そ、そうだ」

「お2人で、1,200パロディーになります」

ロジャスが、ポケットの小銭をゴソゴソとまさぐりながら、目の前の吊り橋を見ると、風で揺れながらギシギシと音を立てているのが聞こえてくる。

本当は渡ったことがないロジャスは、不安になって係員に尋ねた。

「この吊り橋は、本当に大丈夫なのかね?」

「はい、踏板は今月の初めに交換したばかりで、ロープも100年保証のヤツですからね」

「ひゃ、100年保証!?」

「はい、そうですよ。今まで一度も切れたことがない丈夫なロープです。あまり知られていないんですけどね」

それを聞いたロジャスとカルキンは、ホッとした表情で顔を見合わせた。

しかしである。

係員が、保証書を見ながら爽やかに言い放った次の言葉で、2人は凍り付いた。

「え~っと、100年の保証期間は…あっコレだ。保証期間は、今月末までって書いてありますから、まだ大丈夫ですよ!」



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