ユーモア村のジョーク物語:第18話「切手はループトラップ???」

「なぁゴンザ、毎日毎日くだらねぇ授業ばっかで退屈だよな・・・」

「何言ってんだよカルキン、それは勉強が出来るヤツが言うセリフだろ?」

「だよな~(笑)」

「でもさぉゴンザ、お前、オレの頭が悪いことには感謝しろよな!」

「お前の頭が悪いことにオレが感謝???」

「ああ、そうだよ」

「なんでだよ?」

「頭のいいヤツは、お前の友達なんかには絶対ならねぇよって事だよ!」

「なんだと~!」

ギャハハハ・・・

そんなジャレ合いをしながらカルキンとゴンザが家に帰っていると、郵便局からホメット仙人が出てくるのが見えた。

ホメット仙人の顔は少し赤く、しかめっ面をしている・・・チョット怒っているようだ。

「こんにちはホメット仙人」

「おお、カルキンにゴンザか」

「どうしたんですか仙人? 何かあったんですか?」

「どうもこうもないわ! まったくもってけしからん!」

仙人の顔がさらに紅潮していき、頭から湯気がでてきた。

「うっかり騙されるとこじゃったわい!」

「騙される?」

「そうじゃ、郵便局の受付嬢がワシを騙そうとしたんじゃ!」

「受付嬢がですか?」

「ああそうじゃ、ワシが封筒を出したら、《少し重たいのでもう一枚切手を貼ってください》と受付嬢が言うんじゃ」

「は、はい・・」

「それでワシが《どのくらい重たいのか?》と聞くと《1パログラムです》と答えたのじゃ」

「は、はい・・・」

※1パログラム=0.1グラム

「たったの1パログラムじゃぞ?」

「は、はい仙人・・・でも規則ですから・・・」

「そんなことはワシも知っておる! 規則は守らなくてはならん!」

「は、はい・・・」

「ワシが言いたいのはそんなことではないのじゃ! いいか? 切手を貼ると更に重くなって、また追加の切手を貼らなくてはならん。そしてまた切手を貼ると更に重たくなって、また更に追加の切手を貼ることになるのじゃ!」

「は、はぁ・・・」

「つまり受付嬢はこのワシに、切手を永遠に貼らさせようとしたのじゃ! 切手のループトラップじゃ!」

「はぁ?・・・」

「騙されんぞワシは!」

憤慨した仙人は、杖をひと振りすると頭から湯気を出しながらアムル山へと帰っていった。

(なんだ今のは・・・ループトラップ???)

そうやってカルキンとゴンザが唖然としながら仙人を見送っていると、背後に気配を感じたので2人は振り向いてみた。

するとそこには・・・

今にも泣きそうな顔で、ガックリとうなだれるクラリスが立っていた。


 

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